2020年6月21日日曜日

【里山木こり体験】④ Bw・森遊び・榾木作り


前回の続き

【里山木こり体験】④1/27
前回同様早起きできる人はバードウォッチングに出かけます。
前回は施設の周りの森へ出かけましたが
今回は施設の西に広がる池へ。

池の周りでは大砲のようなカメラを構えた方がお互い距離を保って数人いらっしゃいました。
鳥を撮影していらっしゃるのでしょうか。
お邪魔にならないようにそーっと後ろを通らせていただきます。
(相当邪魔だったろうなぁ)

あまり池に近づきすぎると鳥さん達が離れてしまうので
物音を立てずにギリギリの距離まで匍匐前進。。。
かなり距離はありますがやはり気配を察して鳥さん達は池の奥へと泳いで行ってしまう。
それでも我慢してじーっと待っていると奥からこちらに泳いできます。

朝靄の中に響く鳥の囀りは
to U の世界です…

「to U  -PROTECT “to U” version- 」 Bank Band with Salyu

もう少し見ていたいですがご飯を食べるために来た道を
またそーっっと戻りました。

朝食をとった後は森の中で遊びます。
ロープとかカラビナとかその辺に落ちてるものとかで。
巨大ブランコ、二階建ての秘密基地、スラックライン、ハンモック…
コーヒー飲んだりおやつ食べたり。
気持ちいいんです。この時間が。
ロープワーク覚えたたいなぁ。
でもやっぱり日常的に使ってないと忘れちゃうんだろうな。きっと。

たっぷり遊んでお昼ごはんを食べた後はしいたけの榾木を作ります。
そういえばこのシリーズ、この時作った榾木からしいたけが生った事から
思い出して回顧してるんでした。

間伐で出たコナラにしいたけの菌を打ちます。
原木は木が最も栄養を蓄えている休眠期(秋から冬)に伐採し一か月ほど風通しの良いところに置いて半乾きにします。
まずは電機ドリルで20センチ間隔に穴を空けていきます。
見た目以上に難しくサポートしてもらいました


菌を打った所からしいたけが生えてくるのかと思いきや原木全体に菌がまわって生えるんだそう。
菌がまわらなかった所は腐りやすくなってしまうので写真のように原木の切り口にも穴を空けます。
そして穴を空けたところに木づちで植菌します。
植菌の時期は梅の開花時期から桜の開花時期までが適期だそうです。
菌が全体にまわるまで約1.5~2年なので先日取れたしいたけはちょっと気が早かったようです。

原木しいたけの味を知ってしまうと菌床のしいたけが食べられなくなります(危険)
美味しいものを知ってしまうってオソロシイですねぇ。
幼いころから両親の釣ってきた新鮮な魚を食べて育った私は
今でもスーパーのお魚が苦手…
幸せなことだったんだなぁと家を出てから知るのでした。

いよいよ次は炭が出来上がります!

続く










2020年6月19日金曜日

【里山木こり体験】③-2 薪割・ナイトハイク

前回の続き

窯の火入れが終わってひと段落したところで
昼食をとり午後からは薪割りです。

今回参加させていただいた自然の家では一束500円で販売し
それが貴重な収入源になっているとのこと。
県内東部の同様の施設では森林が豊なので
薪を売り放題(?)でなんだったらそのおかげで経営が黒字なんだそうです。

初体験の薪割は夢中になるあまり写真がないのですが
たった3回斧を振っただけで私の弱っちい手は小指の根元の皮が破れて出血。
恥ずかしいので隠してましたがあっさり職員さんにバレて手当を受けました…

特に広葉樹は節が硬くてなかなか割れない。
針葉樹の方が気持ちよく割れるそうです。

空振りが怖くて一刀入魂で斧を振ってたら職員さんに
「剣道やってました?」って聞かれました。
慎重にやっても空振りはするので薪割台の奥(自分より遠い方)に丸太を置く。
そうすれば空振りしても台が斧を受け止めてくれる。配置は大事です。

やー割れた時の爽快感♪
職員さんの「生きている間は薪を割る体力をキープしたい」っていうお話が印象的でした。

前年度の薪の量を超えようとみんな必死(意地?)になって作業に没頭したところ
めでたく過去最高量になったそうです。

くったくたになったところで施設に戻り休憩、夕食をとったら次はナイトハイクです。
本当に内容てんこ盛り!

すっかり日が暮れた時間に再度集合して
各々明かりを手に施設の裏手にあるハイキングコースで東屋を目指します。

東屋は町の方向に視界が開けているので夜景を見ることができます。
以前冬に登った丹沢から見た夜景を思い出しました。
雪の量が多い年だったので真っ白な富士山の迫力との相乗効果ですごかったなぁ。
(あぁ冬山行きたい)

東屋では職員さんが持ってきてくださったぜんざいで温まり(あぁ酒飲みたい)
冬の星座を楽しみながらゆっくり下山して施設に戻ると
やはり速攻で床に就きましたZzz。。。




【里山木こり体験】③-1 かまづめ・火入れ


前回の続き

【里山木こり体験】③1/26

前回の活動から年末年始をはさんで約2か月。
間伐した丸太が乾燥していよいよ窯づめです。

・フィールド調査
・間伐
・丸太乾燥
・かまづめ ← 今ここ
・火入れ
・かま閉め
・かまだし
・炭料理

施設内には二つ窯があってひとつはは陶芸用、もう一つが炭焼窯です。

まずは床面に「さな」を作ります。
間伐したソヨゴの葉っぱのついた枝先を適当な大きさにして窯に敷き詰めていきます。

次に間伐した丸太を80センチ~100センチくらいの長さに切りそろえていきます。
その時に出る切れはしは「木っ端」と言って窯の上の方にできる隙間を埋めるために使います。
すごい量です。2/3くらいが窯に入ります。


職員さんが窯の中に入りどんどん木材が詰められていきます。
この時隙間ができると火が一気に回って炭にならず燃え尽きてしまうのでとっても難しいんだそう。
詰め終わったところ


詰めめ終わったら焚口をレンガと粘土で作ります。
粘土はミキサーでこねます。
職員さんのお手本の後、みんなで交代してチャレンジしましたが結構な振動でした。


レンガを積む職員さんは左官屋さんのよう。
なんでも自分でこなせてしまう人、尊敬します。

子供がやりたがります。やりたいよねぇ。わかるよ。


火を焚き丸太に火を燃え移らせます。
炭には
・白炭…備長炭のように真っ赤に焼かれ炭化した丸太を窯から引き出して灰をかけ急激に冷やす
・黒炭…煙などで炭化を予測し窯を密閉して空気を遮断し自然鎮火を待って作る
がありますが私たちがつくるのは「黒炭」です。

空気を吸い込む隙間を残して入口を完全に塞ぎます。

そしていよいよ火入れ。
2週間後の釜出しまで中の様子はわからないのでドキドキです。

外壁完成

私が現場離脱している間にちゃーちゃんとそのご友人、私の両親が総力を挙げ 外回りの作業をほぼ終えてくれました。 手術の合間を縫ってたまに現場に見学に行っていたので振り返ってみます。 サイディング ↓ コーキング、野縁 ↓ 化粧破風・鼻隠し ↓ 電気配線 ↓ 雨とい ↓ 軒天 ↓ 足...